
昨年、店内を改装し、大画面でプロジェクターが観れるようになり、映画を楽しむ時間が増えました。
映画マトリックス……「仮想世界」という言葉を聞いて、「作りモノの中の話でしょ?」とあまり興味が湧かなかったこともあり最近まで全く観ていませんでしたが、今冬にまとめて観た3部作がおもしろかったので思うことを書きます。
<映画のストーリー>
大手ソフト会社に勤務するプログラマーでありハッカーでもある主人公ネオが仮想世界から目覚め、人間をAIの支配から解き放つため戦いながら自分の道を模索し、最終的にはAIに吸収され、残された人間はAI、機械と共存していく。
<映画の設定>
人間が作ったAIの自我が目覚める
→人間から逃げ出したAIの経済力が人間に勝り、AIと人間が戦争状態に
→人間が雲で空を覆うことでAIのエネルギー源である太陽光を遮断
→AIが深刻な燃料不足に
→AIは人間を栽培し、その生体エネルギーを燃料とする技術を開発
→AIは人間に夢(仮想現実:マトリックス)を見させることで安定したエネルギーを確保

ロボットが自我を持つというのは…特にアメリカでは伝統?ともいえるくらいよく見かけるテーマです
映画の中ではロボットが作り上げた仮想世界が登場しましたが、何者かが作り上げた仮想世界は至る所にある気がします
もともと現実世界は、現世(うつしよ)と言われ
うつし出される世界
何がうつし出されるのか
それは神々の世界
神はというと
人間が自分の資質を存分に発揮し、幸せであれば、その人間に縁のある神は元気になる、パワーアップすることになります
人間が自分を否定し、才能を押し込めてしまうと、その人間に縁のある神をへこませ、ついには消滅させてしまう
つまり人間の意識も神の世界に影響を与えていることになります
神々のパワーバランスが変われば、現世(うつしよ)である現実世界のエネルギーバランスが変わる
仮想世界が、人が作り上げた意識世界、社会が作り上げた意識世界ならば
その世界の中だってある程度楽しめます
皆の価値観に合わせて同調したり反発したりすれば良いのです
誰か影響力のある人の考えをそのまま取り入れれば良いのです
でもなぜか息が詰まることが多くなる
さらに現世的に生き辛くなる
さっさと諦めて赤いピルを飲め (仮想現実から目覚めて自分の現世の身体に戻れ)よ
身体をもって生きていられる期間は長くてもあと何十年、あっという間だぞ

あなたのことです
あなたの神に言われていますよ
Comments